May 2009アーカイブ

完全招待制という某SNSのような寿司屋「酢飯屋」で、3日間の期間限定でひたすら〆鯖だけを食す「しめさBAR」がオープンするというので、銀座のマーケティング会社社長に誘われて初日に攻略してきました。

僕は自他ともに認める鯖好きで、三度の飯より〆鯖が好き。鯖なしに生きられないし、鯖があればどんな苦難にも耐えられる。人類の中でもこれほどまでに鯖を愛する人間はいないはずだ。

というわけで到着した浅草橋某所。

おかしい。外にまで人が溢れてる。もしかして通常営業もやってるのかな、と思って中に入るが

見事なまでに〆鯖しかない。満員なのはきっと、世界の鯖好きが一同に介したに違いない。鯖サミットだ。

時間無制限、〆鯖食べ放題、酒はキャッシュオンデリバリ。伝統ある拡張高いオーセンティックな「しめさBAR」スタイルである。黒米で握り置きされていた〆鯖を数貫ほど口に放り込んだあとは、カウンターにガブリ寄って、ひたすら握りたてを食う。

客は30人、職人は1人。敵の握り性能は分速6貫。兵士1人あたり平均で5分に1貫の〆鯖が供給されることになるが、兵站はドリンクも担当して1名のため、後方への資源供給はおぼつかない。結果としてカウンタ最前線で戦う我々に多数の〆鯖が供給されることになる。握っては食い、食っては握る。握りたてのシャリはふっくら、鯖は柔らか、脂の甘みと酢の酸味のハーモニーを口に詰め込み、白岳仙で流しこむ。皿に鯖が放置されたら負け。まさに真剣勝負。〆鯖以外のメニューはいっさいなし。ガリすらなし。潔い闘いだ。

店に来た時は完全空腹。関ヶ原の闘いと同じ3時間弱の戦闘を経て、歩くのも苦しい胃袋充填率150%。胃袋に鯖しか入ってない幸せ。逆立ちしたら鯖が出る。

明日の分の仕込みの鯖まで平らげて「今日はこれくらいで勘弁しといたる」と捨て台詞を吐き、店を出たのがまだ22時。しかし二軒目を梯子するのは胃袋的に無理。おとなしく帰って風呂入って歯を磨いて寝たけど、翌朝起きてゲップしたら鯖くさかった。

これまでの人生で、かつてないほど幸せな晩餐でした。毎月やってくれないかなぁ。ああ、また鯖が食べたくなってきた。

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