それは、飲み会と雨の日が続いたあと、台風が通り過ぎた8月のある日のこと。
雨と飲み会が重なると、とても憂鬱な電車通勤をしなければならない。
自宅から会社までバイクなら25分。公共交通機関だと、バス1本電車3本を乗り継いで約1時間。しかも電車もバスも非常に混んでいる。
さらに雨の日のバスは満員で、3台通過して4台目にようやく乗車、なんて日もザラ。歩けばズボンの裾も荷物も濡れるし、満員電車で他人の傘も冷たい。バイクならゴアの合羽を着れば快適で全く濡れない。
それでも飲んだらバイクには乗れないので、会社のビル地下の月極駐輪場に置いて帰る。翌日も電車で出勤ということになる。
そういう日が続いていたので、ある朝自宅を出て、自宅マンションの駐車場(バイク2台自転車1台を駐輪中)に、日々の通勤用に使っているヤマハ セローの姿がなくても、「あれ、会社に置いてきたっけかなぁ」というくらいにしか思わなかった。
その日も深夜まで忙しく仕事をして、飲みにいかずにまっすぐ帰宅しようと会社地下の駐輪場にいくと、バイクがない。
あれれ。今朝たしか自宅の駐車場にバイクがなかったような。気のせいかな。見間違えたか、車の陰に隠れていたか、夢を見たのか。
軽い動悸を感じながら終電にすべりこんで帰路を急ぐ。もうバスはない時間なので、最寄駅から自宅まではタクシー。車を降りて自宅前の駐車場をもう一度見ると・・・
やはりバイクがない。
駐車場中を歩いてもない。周辺の街区を歩いてもない。どこかに停め忘れた記憶もない。そもそもメットもグローブも自宅にある。とりあえず一晩寝て、翌朝見てもやっぱりバイクはない。そこまで確認すると改めて「ああぁ、盗まれたぁ」という厳然たる事実に直面し、頭を殴られたような眩暈が訪れる。
ちなみに、バイクを盗まれると、いろいろ手続きが面倒である。
1. 警察に盗難届を出す
現場の状況やら盗難にあったものの資産価値やらいろいろ記入する必要がある。
三文判を忘れると拇印を押さなきゃいけない。やな感じ。
この盗難届の受理番号がないと、その後の陸運局での手続きができない。
2. 現場検証の立ち会い
警官の都合ですぐ来るとは限らないが、とにかく立会が必要なので待つ。
台風の晩に、市内で同様にバイクの盗難が多発しているとのことで、
どうやら窃盗団が暗躍中の模様。もう1台のバイクも警戒が必要だ。
3. 陸運支局で一時抹消登録(廃車)
これをやっとかないと、盗まれたバイクに自動車税の請求がくるという悲しい事態に。
平日しかやってないので、休みをとっていくことになる。なんてことだ。
車検のある4輪や中型以上の自動二輪と違って、軽自動二輪は三文判さえあれば
誰でも廃車手続きができるので、盗んだ輩が勝手に廃車したあと中古屋で転売される
という事態もあるらしく、さっさと自分で廃車しておかないと危険。
さらに、盗まれて廃車にするってのに、手数料までとられる。むむぅ。300円だけど。
一時抹消登録の証明書がもらえる。
4. 保険の解約
自賠責と任意保険を解約すると、陸運で払った手数料よりちょっと多いくらいの
保険料が戻ってくる(かも)。自賠責の解約には一時抹消登録証明書が必要。
そんなわけで会社を1日休んで(某社の役員会もブッチして・・・すんません)鮫洲までいってきました。
車でいくと道が混んでる。バイクならすぐなのに、そのバイクを廃車しにいくのだからしょうがない。
(もう1台の大型自動二輪はバッテリー上がって役に立たない状態)
約7年ほど愛用した通勤セローは、今頃どこか南の国でオフロードを走っているかもしれません。
R246と目黒通りを往復する日々よりは幸せなのかも、とか勝手に想像して自分を慰めてます。
通勤ラッシュにもだいぶ慣れたけど、終バスのある時間に帰るのは結構大変で、
タクシー代が嵩みます。暑さがやわらいだら、25分ほど歩けばよいので健康にはよいのかも。
アサヒコムより
マイケル・ジャクソンさん(英国のビール評論家)が8月30日、ロンドンの自宅で心臓発作で死去、65歳。30年以上にわたり、新聞や雑誌でビールやウ イスキーの評論記事を書いた。自ら「ビアハンター」を名乗り、同名のテレビのドキュメンタリー番組は世界15カ国で放映された。
なんてことだ。あまりのショックに、1年ぶりにブログ記事を書きたくなって、記事を書こうと思ったら古いMTがあまりに見苦しくてバージョンアップまでしてしまうほど、動揺してしまった。
ビールとモルトウィスキーの世界では巨匠といっても過言ではない御大。このところ体調が思わしくないと聞いてはいたが、こんなに早く亡くなってしまうとは。もうウィスキーマガジンでウィットの利いた連載も読めないのかと思うと、なんとも寂しい限りだ。
今日は彼を追悼して、サイン入りグラスでモルトを一杯やるとしよう。
うちの書架にあるマイケル・ジャクソンの本:
